子どもの勉強には力を入れていきたいけど、伸び悩み中。うちの子は簡単な問題は出来るけど、ちょっと問題の形式が変わると全然解けないのが悩み、、。
応用問題をできるようになる方法や、応用力をつけるコツを知りたいな。
子どもの勉強を教えても、なかなか学力があがらない、一度覚えたことでもすぐに忘れるなどの悩みがつきないですよね。
特に、ちょっと応用をきかせるだけで全然問題が解けなくなるという悩みを持つ方は結構あると思います。
幼児用のドリルでも、問題の形式が少し変わると、何も分からなくるとか、結構うちの子も経験してきました。
我が家でも、こういった子どもの応用力がない理由は何か、その解決策は何かを考えてきました。
その対策を実践した結果、子どもの応用力が向上し、幼児用のドリルなどでも、割とスイスイと解けるまでに成長してきました。
私の経験をもとに、本記事では子どもの応用力がない理由とその解決策について解説したいと思います。
子どもの応用力がない理由とその解決策
解けない問題があったとき、まずはなぜその答えになったのかの理由を子どもに聞けば、
できない原因を探ることが出来ると思います。
私の経験上、子どもに応用力がない理由は以下の3つだけです。
①実は基礎が出来ていない
②問題の意味が理解出来ていない
③出来ないという思い込み
これらについての深堀りと解決策の提示をしていきます。
実は基礎が出来ていない
当たり前のことですが、基礎が出来てないと応用問題は解けませんよね。
自分の子は基礎はできると思っていても、「本当に定着したか」と言われるとどうでしょうか。
うちの子の経験談ですと、一度覚えたことでも定着しないことが結構あります。
例えば、4+2はいくつ?と聞くと「6」と答える時もあれば、たまに「8」
と答えてしまいます。「8」という答えは4×2との勘違いであり、掛け算と
ごっちゃになっちゃっていますね、、、。
この場合、復習すると割とすぐにできるようになります。
そして、また何日か経つと、間違えたりすることがあります。
そしてまた復習する、、これを繰り返してようやく定着します。
子どもの場合、どんどん新しいことを吸収していきますが、忘れる量もそれなりにあります。
ひらがな、カタカナ、足し算、引き算、九九、漢字など、このあたりは基本は暗記です。
(足し算や引き算は概念を教えなければいけませんが)
勉強した量、復習した量で定着度が変わります。
基礎を定着させるには、とにかくひたすら基礎問題を繰り返すことが重要です。
その場合、一度できてから「一定期間をおいて再度確認」を繰り返し行う事をオススメします。
私も資格試験の勉強をするときに、公式を暗記する→次の日忘れる→もう1回暗記する→次の日忘れる→もう1回暗記する→次の日覚えてる、というパターンが多いです。定着するまでに何回も忘れます、、。子どもの方が定着は早いと思いますが、それでも繰り返し学習は必要です。
問題の意味が理解できていない
文章問題の場合は、そもそも問題が何を言っているのか理解出来ていないと解けませんよね。
問題文を理解できないのは、語彙力や言語の理解力が小さいからであり、語彙力や言語の理解力
を付けていく必要があります。
語彙力や言語の理解力を付けるには以下の方法があります。
・ひらがな、カタカナの習得(市販のドリルなどを使って覚えましょう)
・日常の会話(親子や兄弟、友達との会話の中で知らない言葉をどんどん覚えていきます)
・絵本の読み聞かせ(読むだけでなく、終わった後に感想や物語の内容の質問をしてみる)
・話の創作(おてて絵本などで子どもに話をさせる)
・話の内容の絵を順番に並べさせる
などがあります。
これらをどれだけの量をこなしてきたかで、言語力や語彙力に差が出てきます。
日々の積み重ねが重要な部分になりますので、毎日の生活の中で実践できるよう
に意識してください。
上記の内、絵本の読み聞かせに関しては以下の記事で図書館生活を推奨してます。
こちらもよろしければ読んでみて下さい。
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出来ないという思い込み
少し問題が複雑になると、「出来ない」「難しい」という先入観が先に出てきてしまって、
問題から目を背いてしまうことがあります。
特に、今までに見たことがない新しい問題の場合は、「やったことないから分からない」と、
問題を解く気持ちが薄れてしまっているかもしれません。
この場合は、保護者の方が、「今までのあなたが出来ている問題とここが違うだけなのよ」
「だからこう考えればいいの」などと、問題を分解して分かりやすく説明してあげれば、
子どもも理解できると思います。
是非、分からない問題ほど、子どもを一緒になって解いて見て下さい。そして子どもが問題
を解けたとき、一緒になって子どもを褒めて喜んでください。
それが子どもの「成功体験」となり、学力の自信につながります。
学力に自信がつけば「もっと学びたい」という気持ちになり、勉強の好循環が生まれます。
我が家でも、子どもが分からない問題で悩んでいるとき、「これはこうやって考えればいいん
だよ、○○くんならできるから大丈夫。ほら一緒に考えてみようか」といった感じで、親子で
一緒に解いていくようにしてます。
子どもも「お~、そういうことか~、分かった!」と嬉しそうに問題を解いています。
意外と親が少し背中を押してあげるだけで、出来たりするものです。
NG行動
子どもが問題が出来なくて悩んでいるとき、以下の行動は子どもが勉強嫌いに
なってしまう可能性があり、オススメできません。
・ほったらかしにする
→子どもの場合、考える力がまだ乏しいですから、ほっといても
問題が解けることはほぼありません。
勉強が出来ないという気持ちが強くなり、勉強嫌いになるリスクがあります。
時間を見計らって手助けするのが吉です。
・「なんでこんな問題もできないの」と叱る
→叱っても問題は解けません。
逆に自分は出来ない子という意識を加速させ、勉強離れになるリスクがあります。
言いたい気持ちは十二分に分かりますが、ここはこらえて、子どもに成功体験をさせる
ことを意識してください。
さいごに
子どもの応力がない原因は以下の3つのいずれかだと考えてます。
①実は基礎が出来ていない
②問題の意味が理解出来ていない
③出来ないという思い込み
皆さんの子どもがどの原因で伸び悩んでいるのかを、良く見て頂き、適切な
対応をすることで、「自分はできる子」という自信をつけることができ、
勉強が好きという好循環を生み出すと考えてます。
是非実践してみて下さい。
それでは本日はこのあたりで。