うちの子は机に座ってもなかなか勉強に集中できないし、やる気にもムラがある。
このままでは受験も心配だし、小学校に入ってからも苦労しちゃう。
なにか良い対策はないかしら?
こういった疑問にお答えします。
うちの子は幼稚園の年長(5歳)と年中(4歳)ですが、他の子と比較して勉強に集中するのは比較的得意な方です。
上の子(年長,男)も下の子(年中,女)も平日、休日関係なく2~3時間くらい適度に休憩を入れながら勉強しています。特に親が何か言うわけではなく、割と自発的にやってます。勉強中は近くにあるおもちゃなどにあまり惑わされることもなく、集中は途切れない方だと思います。覚えることや、知識がつくことが楽しいらしく、好きで勉強しているようです。
子どもに集中力がない?5歳長男のやる気をアップさせたテクニック5選
今ではうちの子どもは比較的集中して勉強できるのですが、昔から集中して勉強できるという訳ではありませんでした。色々な方法を試した結果、集中して勉強できる環境が整ったといった感じです。
今回、集中して勉強できるようになる為に、我が家で実践してきた方法を5つほど紹介させていただきますので、宜しければ参考にして下さい。
はじめにですが、「集中力」というのは急につく力ではありません。
毎日のコツコツを積み重ねた結果、得られる力であることを覚えておいてください。
また、子どもの場合はまだ幼いですから、大人の集中力を基準にして、勉強時間や度合いの比較をしないという心構えが必要です。
子どもの場合はまずは10分、15分といった短い時間でも集中できれば良いです。訓練を積むことで大人並みの集中力が身に付きますので、ゆっくりでも良いので鍛えていきましょう。
没頭できる趣味勉見つけてうまく勉強に誘導する
日常生活の中で、遊びでも良いので、時間を忘れて没頭できるという趣味が何かしらあるのではないでしょうか?
そういった趣味があるお子さんの場合は、自分が興味のある分野に関しては集中できる能力があるいうことです。
その場合、その集中できる能力を「学び」の方向に持っていけば良いのです。
うちの子の例ですが、上の子(5歳、男の子)が2、3歳の頃はトミカが大好きでした。
車が大好きでしたから、街中を走っている車の形を見て名前が言えるくらいまでになりました。車には車種名が英語でかかれていますよね。「CROWN」とか「PRIUS」とか「NOTE」とか。また、ナンバープレートには、漢字、数字、ひらがな等も使われてますよね。
私は、ドライブ中に街中で見た車に対し、「この車の名前は英語で何て書かれているかな?」「後ろのプレートには何が書かれているかな?」などど子どもに声を掛けました。
勉強してないうちは、ひらがなも漢字もアルファベットも分かりませんから、子どもは「分からない」と答えます。
「じゃあ、○○(子どもの名前)が大好きな車のことをもっと知るために、少しお勉強してみようか?」などとうまく誘導し、テキストなどをやらせてました。
子どもとしても、大好きなことをより知る為の勉強であれば、積極的にやってくれるはずです。
現にうちの子は、こういった方法で、自ら学ぶことの楽しさを知ることができ、勉強すること自体も好きになりました。
学ぶことが楽しいと子どもに思わせることが、最も大事なことかと思います。
勉強するのは「遊ぶ前」
勉強を楽しいを思えることは大事ですが、頭を使いますので、ある程度の時間、勉強すると疲れるのは確かです。
例えばですが、土日で昼間は遊んで、夜に勉強というスタイルはあまりおすすめできません。
昼間、遊んだ後だと体も脳も疲れていますからね。その後に勉強と言われても、あまり集中できないと思います。
と言う訳で、勉強するなら「朝、遊びに行く前」が断然オススメです。朝であれば体も脳も元気な状態ですからね。
また、この勉強が終わったら遊びに行ける!という気持ちで集中して勉強することができます。こういった習慣が続くと、自然と集中して勉強できるようになります。
以下の記事でも生活習慣を改善させることによる勉強の習慣化について記載していますので、良ければご覧ください。朝勉強の大切さについて触れています。
こんばんは。ニャロメと申します。 私は5歳の長男(年長)、4歳の妹(年中)の2人の子どもを育てるサラリーマンです。 子どもの小学校受験への挑戦と学力向上に力を入れて毎日を過ごしています。 本ブログでは小学校受験に関する情報や子ども[…]
勉強は時間ではなくノルマで考える
勉強は時間ではなく、ノルマで考えた方が良いでしょう。
時間で管理:「1時間勉強する」「10時まで勉強する」
ノルマで管理:「テキスト〇ページまでやる」「小テストで合格点をとるまでやる」
時間で管理すると、何となく机の上でボーっとしているだけで、終わってしまうこともあるかもしれません。
勉強のはじめと終わりをはっきりさせることが大切です。
この辺りは子どもの性格によるとは思いますが、ダラダラと勉強して本人もやった気になっているのが怖いです。学力は「勉強した時間」ではなく、「勉強した量」で決まります。なので、短時間でも集中して、勉強量をこなせれば、学力は格段に上がっていきます。
成功体験を与える
テキストやプリントなどを子どもに与えて、「これをやりなさい」「勉強しなさい」と言うだけでは、子どもはなかなか勉強しないでしょう。なぜならば勉強のやり方が分からないからです。
この場合、分からない問題については親が少し手伝いながら、子どもと一緒に勉強すると良いでしょう。分からない問題を教えながら復習問題を解いていきましょう。
プリントの点数が60点→70点→80点と上がってきたら、親も一緒に喜んであげる(喜びを共有する)ことで、子どもも嬉しくなり、勉強の楽しさを知ることができると思います。
このように成功体験を与えてあげることで、勉強の渦に巻き込む。これが大切だと感じています。
短時間で科目を変えてみる
ずっと同じことをしていると飽きてしまう子ども向けの方法です。
もし、1つの科目で30分の集中が続かないのであれば、10分とか15分とかで科目を変えてみるのも良いと思います。
例えば、
・ひらがなの勉強(10分)→数字の勉強(10分)→図形の勉強(10分)
といった感じです。
この場合、親は10分とか15分でできる量のノルマを与えて、それができたら次といった形で進めていくと気持ちの切り替えができて効率的に進めることができると思います。
お子さんの性格にもよりますが、短時間であれば集中できるのであればこの方法を繰り返すことで集中力を鍛えていくことができます。
さいごに
以上が我が家で実践してきた「子どもの集中力・やる気を引き出す方法」です。
まとめると、
①没頭できる趣味勉見つけてうまく勉強に誘導する
→趣味に向けている集中力を「学ぶ楽しさ」の方向に誘導する
②勉強するのは「遊ぶ前」
→体と脳が元気な朝のうちに勉強する
③勉強は時間ではなくノルマで考える
→ダラダラ勉強しない。はじめと終わりをはっきりさせる。
④成功体験を与える
→分からない問題は親と一緒に勉強し、点数が伸びていく喜びを共有する
⑤短時間で科目を変えてみる
→10分、15分で科目を変えながら勉強してみる
といった感じです。どれも我が家で実践してきた効果的な方法になりますので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
それでは本日はこのあたりで。