うちの子は全然時間を守れないのが悩み。公園で時間を決めて遊ばせたときに、時間がきても「まだ遊びたい」といって言う事を聞かないし、家ではほっとくとTVをずっと見ている。このままだと頭も悪くなりそうだし、もう少し、時間に対する意識をどうにかしたいな。
こういった疑問を持つ方が参考になる記事です。
本記事では~6歳までの子供を持つ保護者向けの記事になります。
こんにちは。ニャロメです。
今回は子どもの学力向上に関する調査データに関連した記事です。
突然ですが、先日、インターネットで興味深い報告書を見つけました。
それが下記です。
この全国学力・学習状況調査は教育施策の成果の確認と課題の検証、改善を行うことを目的
として、文部科学省が毎年実施しています。
その内容は下記の通りです。
調査の目的
- 義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
- 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。
- そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
調査の対象学年
小学校第6学年、中学校第3学年
調査の内容
教科に関する調査(国語、算数・数学)※24,27,30年度調査では「理科」を追加。
- 主として「知識」に関する問題
- 主として「活用」に関する問題
生活習慣や学校環境に関する質問紙調査
- 児童生徒に対する調査
- 学校に対する調査
出典:文部科学省HPより
見てみると、学力調査(国語、算数・数学、理科)に加えて、生活習慣と学力の相関を
調査しているデータもあります。
つまり、これを読むことで、どんな生活習慣をしている子が学力が高いのかが分かります!
このデータ、調査対象は全国の小学6年生と中学3年生ではありますが、幼児教育でも同じ
ことが言えると思いますので、参考になると思います。
小学生、中学生共に、全国で100万人以上を対象とした調査内容で、公立だけでなく、
国立、私立の生徒も調査対象です。
この調査の内容は膨大であり、すべてを読み解くのはかなりの時間がかかりますが、私が興味を
持った項目について、少し掘り下げて紹介させて頂きます。
時間を守れない子供は学力が低い
全国学力・学習状況調査において、以下のようなデータがあります。
平成30年度 全国学力・学習状況調査をもとに作成
計画を立てて勉強する子とそうでない子には、各科目で正答率に10ポイント程度の差が見られ
ます。これは大きな差ですよね。
勉強をする前には、目標や計画を立ててからやることが重要ということですね。
計画や目標を決めずにダラダラとしてしまうと、勉強する環境の周りにある
テレビやゲーム、おもちゃなどの誘惑に負けてしまう可能性があります。
自分で計画を立て、時間を守るなどの自己管理がしっかりできる子どもは学力が高いのです。
例えば以下のようなことですね。
・宿題を30分で終わらせる
・公園遊びを30分で終わらせる
・21時になったら布団に入って寝る
・朝ごはんを6時30分までに食べる(それまでに起きて着替える)
遊びでも勉強でも生活でも時間を意識した行動を行うことで、自己管理能力がつき、学力も
向上します。自分で考える力が身につくことで、成長できるからですね。
子どもに時間を守らせるには
時計の勉強をしよう
子どもが時計の見方や時計の概念を知るところからがスタートです。
まずは生活の中に時間を入れていきましょう。
3時はおやつの時間だね、夜9時は寝る時間だね、とか子どもに話かけてみると良い
と思います。
また、時計の絵本や学習用の時計、時計の学習ドリルなどもありますので、活用してみて下さい。
我が家では下のような公文式の時計を購入し、時計の読み方を覚えさせました。
つくりがしっかりしているのと、1分単位で時間を調整できるので、細かなところまで
時計の読み方の勉強をすることが出来ます。
また、子どもが勉強するときには以下のタイマー時計を使ってます。
このタイマー時計は、「スッキリ」でも難関私立中学生が使っていることで紹介されてました。
自分の中でスケジュール管理の意識を育てることができるので、早いうちから子供に与えてやると
時間に対する意識が変わってきますよ。
私の子供も、毎日机の上にこのタイマー時計をおいて、勉強をしています。
親が規則正しい生活をする
規則正しい生活を大人が率先して行い、食事、睡眠、入浴、勉強などの時間をきちんと守る
ことです。
例えば夜の時間帯であれば
・18時はごはんの時間
・19時は入浴の時間
・20時からは絵本を読む時間
・21時は寝る時間
を決めておき、その通りに生活をすることで、それが自然に身についてきます。
ご飯の時間がきまっているならば、それまでにドリルの問題を解いて勉強したり、
公園で少し遊んできたりと時間の意識をもって行動することができます。
タイマーを持たせるのも有効な方法です
我が家でも、子どもにタイマーを常備させてます。(子どもから欲しいといわれました)
それ以来、時間の意識が出始め、
それまでは「公園で遊びにいきたいよ~」だったのが、「公園で30分だけあそびにいきたい
よ~」と言うようになり、変化が見られました。
そして、30分が経過すると、文句も言わず、公園から帰るようになりました。
タイマーを活用することで時間を守る意識を育てることができました。
タイマーっておもちゃの一つとして与えてやると、興味を持ってくれますよ。
数字が動いたり止まったりするので、見てて面白いですからね。
さいごに
繰り返しにはなりますが、時間を守る能力のある子は、自己管理能力が高く、学力が高いことが
統計的に分かりました。
子どもの為、幼児の段階から、時間の意識を持たせて日々の生活を送ることが重要だと感じて
おります。
分かりにくかったかもしれませんが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
それでは本日はこのあたりで。